3次元放射電熱、熱伝導解析ソフトウェア
3つのサブモジュールを連動して、同じモデルで放射伝熱解析、熱伝導解析を行います。同じモデルによる希薄気体挙動解析(RGS3D)より算出した熱流束、蒸着膜厚分布を考慮した解析も行えます。
計算手法の概要
放射伝熱解析(RHT3D)は、解析領域内の構造物などの熱伝導解析による 温度分布を境界面の温度条件として、モンテカルロ法による解析領域で の放熱伝熱解析を行います。
熱伝導解析(HCA3D、THCA3D)は、解析領域内の放射伝熱解析による入射/ 放射熱流束を境界面の温度条件として、有限要素法による非定常熱伝導 解析を行います。 なお、熱伝導解析(THCA3D)では、任意形状構造物(解 析領域内の境界面)のメッシュを元に、厚み分を 4 層のソリッド要素、 膜厚があれば2層のソリッド要素として熱伝導解析を行います。
入力項目
- 任意形状の容器形状、流入・流出口、障害物などの幾何形状と境界面データ
- 熱伝導解析、放射熱解析の制御
- 解析時間、放射熱解析を行う間隔など
- 熱エネルギー粒子の個数、反復回数
- 熱物性値(質量密度、比熱、熱伝導率など)、初期温
- 厚み
- 熱境界条件(断熱、固定温度、熱流束、輻射率)
出力項目
- 境界面要素の熱流束
- ソリッド要素、境界面要素の節点温度